マウスのボタンパーツ修理
マウスのボタンがバカになったので修理しました。成功したので参考になればと手順をここに記す。
症状
うちの愛用インテリマウス君*1の左クリックがイカれてきた。
ドラッグ中、勝手に押しっぱなしが解除されるというタチの悪い症状。思いもよらぬところにつかんだアイコンを投下されるので非常にまずい。
さらにクリックがダブルクリックになる。最後の方ではトリプルクリックとかクワトロクリックになる。とてもストレスなしに操作できる代物ではない。
原因
まあつまるところマウス内部のスイッチパーツの接触が悪くなってるんだよな、きっと。
マウスってのは大体、中に黒くて四角いスイッチパーツがあって、そいつをカチカチやってオンオフするもんで、このマウスも例外ではないと思われる。
対策
普通はここでマウスごと買い替え。がんばる人はスイッチパーツを買ってくるなりして、ハンダ付け工作して交換。
もちろんオイラは後者を選ぶわけですが、取り替えられそうな部品が手元にありません。多分型番ごとに内部スイッチの種類が違うので、そこらのマウスから拝借とかも難しそうです。ていうかそんなことしたらそのマウスが使えなくなります。買って来るったって、そんなマニアックなパーツは秋葉くらいしか心当たりがないので、ものすごい手間だし2500円マウスにそれはちょっと…。
というわけで、ネットでもなかなか見かけなかった、スイッチパーツそのものの修理を行います。
分解
マウスの分解修理ってのは結構ネットで解説付きサイトがあるんで、探したらやっぱりあったよ。
終わってから思ったけど、自分も写真撮りながら作業してアップすれば社会貢献になったんじゃねーかな…まあ後の祭り。
MSインテリマウス(OPT)のクリックスイッチの交換 - 山崎はるかのメモ
背面の足をはがす。
ハメころしだと 思ってる人 多いみたいだけど、
ちゃんと ネジ止め だよ。
(これが 最初にして最大のトラップかもしれんな)
書いてある通りやってみたら、ありましたネジ2本。ネジはこれだけらしいのでこれらはずしたらフタを外す。うわ中きたねー(;'A`)
足シールは、テキトーにそこらに置いておくと、いつの間にか自分の袖についているので注意。
んで、基盤とかホイール機構とかが出てくるので、スイッチがついている基盤を外すために全部外す。あーきたねえ
で、スイッチパーツを半田ごてとハンダ吸収銅網を使って基盤から外す。この銅網はちょっとばかしマニアックな道具かもしれない。こういう時便利なのでそろえておくと吉。
こういう小さな、基盤につけるタイプのスイッチは、大体フタをツメにひっかけている構造なので、カッターの刃とかを使って外してやれば、簡単に分解できる。インテリマウスのスイッチパーツも例外ではなかった。
スイッチパーツを分解すると、銅で出来たバネっぽい部品が出てくる。こいつがへたっていたわけだ。つまり接触不良。ここを改善する。
接点復活
タミヤのオイルスプレーをかけてやる。小さいパーツなのでビショビショになってしまうから、ティッシュでテキトーに拭いて、スイッチを元通りに組み立てる。オイルスプレーはクレ556とかでもいいと思う。
全部組み立て
あとは、スイッチを元通りハンダ付けし、基盤やらホイールやらを全部組み立ててフタをしてネジ締めてネジのカバーになってる足シールを貼って修理完了です。
せっかく分解したので、ゴミを取っ払ったり、ホイールの軸にグリスを足してやったりするのもいいでしょうな。
*1:左右対称、初期のやつ