ソフトフェアの中のゲームとMMOでの確率

フリーのゲームソフトって、ソフトウェアの中でもちょっと特別なものだと思うんですよ。
ゲームソフトの特徴として、オープンソースである事を求められないってのがあります。いや調べたわけじゃないんだけど多分そう。ごめんぶっちゃけ妄想
一般のフリーソフトはあくまで道具です。その構造が公開される事は、バックドアがない事の証明とかソフトフェア資産として有効になったりと、いい事尽くめなわけです。
しかしゲームソフトの場合、種類によっては内容が丸裸になっている事が必ずしもいい事だけとは限らないんではないかと思うのです。
例えば、特定のアイテムの出現条件が複雑で、その謎を解いて行くプロセスを楽しむ、謎解きゲーみたいなのがある場合、ゲームの構造が丸見えになっているとなんというか、神秘的な部分が失われるんではないか、と思うのです。
だからゲームソフトはオープンソースにすべきではないとかそういう話じゃないんだけんども、そのせいでゲームソフトはブラックボックス状態である事にユーザーの抵抗が少ないかもしれないなあ、と思ったんだわね。
で、ここからMMOの話になるんだけんども、ROとかの系統のMMOって、アイテム出現率とか、武器強化の成功率とか、ぶっちゃけて不明じゃないですか。Seal Onlineなんてひどいもんで、「100%成功する」と表記されている事も失敗するらしい。つまり、公式からの情報でも、確率の数字は正しいとは限らないわけです。
これがまた「確率」だからなせる業で、ぶっちゃけて外側からは事象の確率を正確に調べる事は不可能です。ましてやROとかのレアアイテム、出現率が何万分の一とかいう次元になると、個人での検証はハイリスクローリターン、よほどの事がない限りまともに調べられる事はないわけです。
そしてその確率の数字は、MMO経営側の指先一つでどんなにでも変える事が可能であるというのが、恐ろしい。もしかするとサーバメンテナンスがある度に、確率の数字をいじっているかもしれない、いじってないかもしれない…と、憶測や噂でゲーム内のアイテム市場が左右するくらい、ユーザーが得る事の出来る情報には信憑性が無いのです。
これを善とするか悪とするかは、まー置いておいて、もしもしMMO経営側が倫理を○投げして利潤のみを追っかけだしたらば、とりあえずユーザーにとってはとんでもなく不利な話になるなあ…と思いました。