記録装置

というわけでグラフのために寝る時間、起きる時間を毎日記録する事になったわけだけど、いくつか問題がある。

  • めんどくさくて続きそうにない

いろいろ並べようとしたけど一つしか出てこなかった。どうしよう。
こういう事は継続出来なければ意味がない。しかし紙に時計が記す時刻を日付をつけて書き込むなど、手間のかかる作業を面倒くさがりのオイラが、ましてや寝る前、寝起きに出来るはずがない。2日目にしてやり忘れて3日目にしてダルくなって 糸冬 という構図が目に見えている。
出来れば記録データはデジタルがいい。テキストファイル形式で

2005/12/02 23:01 寝た
2005/12/03 06:57 起きた
2005/12/04 00:11 寝た
2005/12/04 07:20 起きた

こんな感じの記録をとりたい。
いかに手軽に、加工しやすいデータを取れるようにするかが、有用な睡眠グラフ作成の鍵になるはずだ('A`)

ノートPCを使う

うちには、かなりロースペックなノートパソコンが2台ある。片方は以前にLinuxのインストールを見事失敗し、OSすら入ってない状態にある。ここはこいつの出番だ。
いろいろ試行錯誤して、最終的には非常に手軽な記録装置にすることができたので、その経緯を書きます('A`)φ

HDDを止める

前にこの日記でHAL91っていうディストリの事を書いた。起動ディスクのフロッピーを差し込んで電源を入れればHAL91が起動してくれる。ここで

hdparm -S 5 /dev/hda

と入力し、エンターキーを叩く。するとしばらくしてHDDの回転が止まってしまう。HDDにアクセスしなければ、再び回転する事はない。そしてこのノートPCはPentium 120MHzというかなりのロースペックなので、CPUの発熱がほとんどない。冷却ファンなどついていないので、HDDを止めるとこのPCから発せられる音はなくなり、まさに無音となる。最初にこれやったときは感動しました。
FDで起動して、全ての処理はメモリの中で行われるので、こちらが意図してアクセスさせなければHDDの出番は来ない。今時では不思議な感覚を覚える無音PCの出来上がり。これならつけっ放しで布団の横に置いても気にならないぞ。

テキストエディタを使う

次に

vi

このコマンドを実行するとLinuxユーザーの間では有名なテキストエディタviが立ち上がる。
なんだか、「viはすごい」「viは最強」「vi以外認めない」みたいな言葉をよく聞いたので、ワンキーで日付と時刻を入力することくらい朝飯前だろうとみなし、その方法を調べる事にした。
viはコマンドモードと入力モードを切り替えながら使う。コマンドモードから入力モードに移るときはIとかAとか特定のキーを叩けばいい。入力からコマンドに移るにはEscキーだ。
詳しい操作方法は
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4805/visousa/visousa000.htm
ここが分かりやすいと思われる。
で、viにはテキストを編集中に、他のコマンドを実行してその結果を挿入するという機能が備わっている。*1例えばlsコマンドをこの機能で実行すると、文章内にファイルとディレクトリのリストが挿入される。使い方は、コマンドモードで

:!r (コマンド)

だ。
で、dateというコマンドがある。こいつは実行すると日付と時間を表示してくれる。なのでviで

:r! date

とやれば日付と時刻が入力できる。その後入力モードに切り替え、日付時刻の後ろに寝たのか起きたのかを書けばいい。

とりあえずは

これで、睡眠記録装置ができた。しばらくはこれで記録をとっていたわけだが、一回データが全て消えてしまった('A`)
この話は後ほど。
次回「フロッピーとマウント」をお楽しみに!

*1:ここで言うコマンドというのは先に書いたコマンドモードとは別のコマンド。ああややこしい(;´Д`)